『ミステリーが極上の恋愛小説へ』【小説・天使の眠り 岸田るり子】

 

『泣ける小説はいかがですか(=゚ω゚)ノ?』

 

【天使の眠り】

 

帯に書いてある

このどんでん返しに気づいた時あなたは間違いなく号泣する」の文字に惹かれて購入した、

 

岸田るり子さん作の

 

【天使の眠り】

 

今回はこのレビュー記事を書いていきます。

 

たくと
たまに泣ける小説を読みたくなることないですか(=゚ω゚)?

 

※本記事では小説で最大限に楽しめる様に、極力ネタバレをせずにレビューしていきますのでご理解ください。

本記事の内容
  • 天使の眠り 岸田るり子
  • 目の前にいるのはかつて自分が愛した人…?
  • 追えば追うほどに、謎が深まっていく
  • 感想

 

この様な人が書いています
  • 29歳餃子屋店長
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    天使の眠り 岸田るり子

     

    天使の眠り (徳間文庫)

    【著】岸田るり子

    【出版】徳間文庫

     

    あらすじ

    京都の医大に勤める秋沢宗一は、同僚の結婚披露宴で偶然、十三年前の恋人・亜木帆一二三に出会う。不思議なことに彼女は、未だ二十代の若さと美貌を持つ別人となっていた。昔の激しい恋情が甦った秋沢は、女の周辺を探るうち驚くべき事実を掴む。彼女を愛した男たちが、次々と謎の死を遂げていたのだ...。気鋭が放つ、サスペンス・ミステリー。
    引用;2010年 徳間文庫 岸田るり子 天使の眠り 背表紙より
     

    目の前にいるのはかつて自分が愛した人…?

     
    主人公は医師の【秋沢宗一(あきざわ そういち)】
    以下「宗一」とする。
     
    宗一は同僚の結婚披露宴に出席していた。
    かつて自分が育てた後輩で、スピーチを頼まれているという事もあり、若干気持ちが高揚していた。
     
    自分の席を探してテーブルを周っていた時に、1人の招待客の名前を見て宗一の足が止まる。
     
    亜木帆一二三(あきほ ひふみ)】
    以下「一二三」とする。
    さきほどまでの浮かれた気分が一気に凍りつき、吸い込まれるようにその文字を見つめ呆然としていた。
     
    宗一が以前愛した女性だった。
     
    短い期間だが同棲もした。
     
    短い恋愛だったがその分激しい恋愛でもあった。
     
    彼女は突如、宗一の前から姿を消し、宗一はひどく悲しんだ。
     
    「彼女がこんなところにいるわけがない。同姓同名の別人だ。」となんとか平静を保とうとする反面、
     
    「どこかで再会を期待する自分もいる」という未だ一二三に対する執着が隠しきれないでいた。
     
    着席し一二三が来るのを待つ宗一。
     
    そこに、
    山吹色のドレスを着た細身で長身の女性が現れる。
     
    その女性は宗一が見張っていた席に優雅な足取りでテーブルに着く。
     
    「別人!」
     
    宗一は「あれは亜木帆一二三ではない!」と思わず立ち上がりそうになる。
     
    通常であれば40歳過ぎのはずの一二三は、そんな年齢には到底見えず、寧ろ若返った様な見た目をしている。
     
    以前の思い出と、今見ている一二三を重ねる宗一。
     
    以前の面影がなく、あれはレプリカなのか?と宗一自身も分からなくなっていく。
     
    披露宴が終わり、慌てて一二三を追いかける宗一。
     
    「亜木帆さん!」
    「亜木帆一二三さん?」と問いながら、真正面からじっくり女性を眺め、
     
    「違う!」
    「やはり違う、こいつは別人だ」と確信する。
     
    しかし、
    次の女性の言葉にその確信が揺らぐ。
     
    「しゅうさん…」
     
    宗一のことをしゅうさんと呼ぶのは一二三しかいない。
     
    タクシーで行ってしまった女性に対して宗一は思う。
     
    あれは本当にかつて自分が愛した女性、亜木帆一二三なのだろうか?】
     

    追えば追うほどに謎が深まっていく…

     
    宗一は、一二三のことが気になり調査を始める。
     
    そこで、
    1人の男と出会う。
     
    「あなたも亜木帆一二三を見張っているのですか?」
     
    宗一は男と話し、一二三の周りで不審な出来事が起こっていることを知る。
     
    しかし、
    その不審な出来事はどれも自分の疑問視している、【本当の一二三なのか?】という謎を解消してくれることはなかった…。
     
    【昔愛した女性、一二三の正体とは?】
     
    【一二三の周りで起こる不審な出来事】
     
    追えば追うほど謎が深まるばかりであった…。
     

    感想

     
    物語は登場人物それぞれの視点に切り替わり進行していきます。
     
    それぞれの登場人物の感情表現や、周りの風景の描写などが細かく表現されていて、小説を読み進めるほどに【小説の世界観に没頭】させてくれます。
     
    小説の帯には「本作はトリックが明かされるとき、極上のミステリー小説から極上の恋愛小説へと姿を変える」と書いてあります。
     
    この帯の通り小説の後半では、登場人物の感情の変化と共に自分自身が激しく感情を突き動かされることでしょう。
     
    ミステリー小説としても、恋愛小説としても楽しめます。
     
    泣けるミステリー小説を探している方にお勧めの1冊です。
     

     

    まとめ

    ミステリー×愛情=涙腺崩壊
     
    最後まで読んで頂きありがとうございました
    (`・ω・´)!
     
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