『著者史上最狂・最悪のミステリ』【ワルツを踊ろう 中山七里】

 

『人の狂気って怖いよね(=゚ω゚)ノ』

 

どうも、たくとです!

 

【小説・ワルツを踊ろう】

 

『なんか凄い怖そうな小説あるな(゚∀゚)』

 

そんな見た目重視で選んだ小説。

 

【ワルツを踊ろう】

 

タイトルの優雅さとは裏腹に内容が凄まじい事になっていました…

 

今回はそんな小説【ワルツを踊ろう】のレビュー記事を書いていきます。

 

本記事の内容
  • ワルツを踊ろう
  • 新生活は優雅な田舎暮らし!のはずが…
  • 嬉々として心が高鳴る

 

この様な人が書いています
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    メインに書いています。

     

    ワルツを踊ろう

     

    ワルツを踊ろう (幻冬舎文庫)

     
    【著】中山 七里
     
    【出版】幻冬舎文庫
     

    あらすじ

     
    金も仕事も住処も失った元エリート・溝端了衛は20年ぶりに故郷に帰る。
    だがそこは、携帯の電波は圏外、住民は曲者ぞろいの限界集落。
    地域に溶け込む為、了衛は手を尽くすが、村八分にされ、さらには愛犬が不審死する。
    追い詰められ考えた乾坤一擲の策は予想外の結末をもたらしーー。
    降り注ぐのは恩寵か厄災か。著者史上最狂ミステリ。

    新生活は優雅な田舎暮らし!のはずが… 

     
    主人公は溝端了衛(みぞばた りょうえ)
    39歳。
    リーマンショックにより会社の経営が悪化し、勤めていた店舗が閉鎖する事になり、そのタイミングで解雇される。
    経営悪化の際に転職を考えるも、有名大学卒というエリート意識があり『エリートである自分が中小企業に入るものか』と転職もうまくいかず、独立を考えるもこれといった資格も無く、流されるままに故郷の田舎に辿り着く。
     
    父親が亡くなりその土地や家を相続し、『住む場所があるのでゆっくり考えれば良い』と近隣住民への挨拶周りから物語は始まる。
     
    地区長の大黒を始め、曲者7人との関わり合いが様々なドラマを繰り広げるのであった…
     

    嬉々として心が高鳴る

      
    住民との良好な関係を作ろうとするも全てが空回りする了衛。
     
    了衛が『村の為・住民の為』と何か新しい事をすればする程関係が悪化していき、次第に村八分の扱いを受ける様になる。
     
    次第に了衛の心は荒んでいき、愛犬の不審死を発見したところで物語が過激・凄惨なものに進展していくのであった…
     

    感想

     
    主人公了衛の人間性をどう捉えるかによって、小説の評価が大きく分かれます。
    僕個人的には全ての小説の主人公や登場人物に没頭出来てしまうので、物語が進展していく程に感じる、
    了衛のストレスやフラストレーション】や【住人に対する嫌悪感・陰湿さ】が激しくなっていきます。
     
    300ページ以降勢いが凄まじく、文字通り怒涛の勢いで物語が進んでいきます。
     
    また勢いだけではなく、読むのを躊躇うくらい衝撃的な内容だったのが印象的でした。
     
    オカルト的な怖さでは無く、
    人間的な怖さ【嫌悪感・陰湿さ・狂気】を味わいたい人にお勧めの1冊です。
     

    まとめ

    300ページまでは我慢。
    300ページ以降は一瞬!
     
    最後まで読んで頂きありがとうございました!
     
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