『愛には終わりがない(=゚ω゚)』
どうも、たくとです!
【砕け散るところを見せてあげる・レビュー】
中川大志さん、石井杏奈さん主演で、
4月9日に公開される、
竹宮ゆゆこさん作
今回はこのレビュー記事を書いていきます。
※本記事では小説で最大限に楽しめる様に、極力ネタバレをせずにレビューしていきますのでご理解ください。
- 砕け散るところを見せてあげる
竹宮ゆゆこ
- 「UFOが撃ち落とされたせいで死んだのは2人」
- 感想
- 4月9日公開!
映画版【砕け散るところを見せてあげる】
- 29歳餃子屋店長
- 愛する奥さんと、
怪獣兼天使の子どもの3人暮らし - 【個人で稼ぐ】を目標に毎日ブログ更新中
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目次
砕け散るところを見せてあげる
竹宮ゆゆこ
【著】竹宮ゆゆこ
【出版】新潮文庫
・4月9日映画版公開
竹宮ゆゆこさんについて
1978(昭和53)年、東京生れ。2004(平成16)年、「うさぎホームシック」でデビュー。シリーズ作品として「わたしたちの田村くん」「とらドラ!」「ゴールデンタイム」、長篇小説に『砕け散るところを見せてあげる』『知らない映画のサントラを聴く』『あなたはここで、息ができるの?』などがある。
あらすじ
死んだのは、二人。その死は、何を残すのか。
大学受験を間近に控えた濱田清澄は、ある日、全校集会で一年生の女子生徒がいじめに遭っているのを目撃する。割って入る清澄。だが、彼を待っていたのは、助けたはずの後輩、蔵本玻璃からの「あああああああ!」という絶叫だった。その拒絶の意味は何か。“死んだ二人”とは、誰か。やがて玻璃の素顔とともに、清澄は事件の本質を知る……。小説の新たな煌めきを示す、記念碑的傑作。
引用;2016年 新潮文庫 竹下ゆゆこ 砕け散るところを見せてあげる 背表紙より
登場人物
主な登場人物は8人。
主人公の濱田清澄(はまだ きよすみ)
高校3年生。
以下「清澄」とする。
ヒーローに憧れ、ヒーローになりたいと願う純粋な男の子。
清澄が助けたいじめられっ子の
蔵本玻璃(くらもと はり)
高校1年生。
以下「玻璃」とする。
そして、
清澄の同級生であり親友、
田丸玄悟。
同じく同級生の
尾崎・姉。
玻璃の同級生の
尾崎・妹。
話し出したら止まらない
【THEおばちゃん】の清澄の母
清澄が小さい頃から面倒を見てくれていた
近所のおばちゃん
玻璃のお父さん
「UFOが撃ち落とされたせいで死んだのは2人」
本作は玻璃の話から始まります。
UFOを撃ち落とした事により死亡した人を指の数で説明している様子が記されています。
【UFOとは何なのか?】
【死んだ2人とは?】
物語が展開していく内に、これらの意味や、登場人物の人間性や取り巻く環境が段々分かっていき、分かり始めた頃にはあなたは夢中でページをめくっていることでしょう。
助けたはずの清澄、
しかし待っていたのは玻璃の絶叫。
1年生の中で玻璃がいじめられているのを目撃してしまう清澄。
清澄はそれを見て見ぬふりをしていることが出来ず間に割って入る。
玻璃にぶつけられていた礫(つぶて)の傘になってやとうと、玻璃を気遣いそっと肩に触れる。
「大丈夫か?」
その瞬間、
「ああああああああああああああああああああああ!」と絶叫をあげる玻璃。
パニックになる清澄。
なぜ?
なんで?
どういうこと?
訳もわからず立ちすくむ清澄と、絶叫する玻璃の目が合う。
その目は清澄を睨む。
ぎょろりと大きく見開かれた目はギラギラと光を放つ。
どうして良いか分からなくなる清澄に対して、玻璃は何かを投げ付け去っていくのであった…。
感想&レビュー
めちゃくちゃ感動します。
そして、
本作の見所は、
全てを読み終わって、もう1度読み返した時です!
この作品の面白さを読んでいる最中で表現するのであれば、
読み終わった時、もしくは読んでいる最中に、
『え、どういうこと…(=゚ω゚)?』となり、
読み進めていく内に、
『あぁ〜なるほど!』となっていき、
読み終わった時の感動、
そして、
読み返した時の一文一文に感動する事でしょう。
映画版のキャッチコピーの
【愛には終わりがない】
このフレーズの意味が分かるはずです。
また、
登場人物1人1人の描写が繊細で、ついつい感情移入してしまいます。
読み始めるとしまうとあっという間に読んでしまったとなること間違いなしです!
1つ個人的な意見を入れるのであれば、
本作では叙述トリックや、メタファーなどの表現で描かれているので、
『これはどういうことなんだろう(゚∀゚)?』と思う事があるので、その点に関しては意見が分かれるのかなと思いました。
しかし、
その様なメタファーなどの表現も読み返す際の楽しみの1つになるので、是非その様な意味でも本作をお勧めします!
読み終わった際の温かいじんわりとした感動、読み返して更に楽しめる小説として本作をお勧めします
(=゚ω゚)ノ
4月9日公開!
映画版情報
【砕け散るところを見せてあげる】
最後に映画版
【砕け散るところを見せてあげる】の紹介を軽くして終わりにします(=゚ω゚)ノ
映画版
【砕け散るところを見せてあげる】
公式公式サイト→【砕け散るところを見せてあげる】
【主題歌】
琉衣「Day dream〜白昼夢〜」Rui
監督・脚本・演出【SABU】
SABUさん
1964年生まれ、和歌山県出身。『弾丸ランナー』(96)で監督デビューを飾り、ベルリン国際映画祭パノラマ部門への出品およびヨコハマ映画祭での新人監督賞受賞という快挙をいきなり成し遂げ、気鋭の映像作家SABUの存在を国内外に一躍アピールすることになった。以降、笑いを絶妙に織り交ぜたエンタテインメント作品を中心に、精力的に作品を発表し続けている。主な監督作に、『蟹工船』(09)、『うさぎドロップ』(11)、ベルリン国際映画祭コンペティション部門に選出された『天の茶助』(15)、東京国際映画祭にてジャパン・プレミアとして上映された『MR.LONG/ミスター・ロン』(17)、モスクワ国際映画祭ロシア批評家協会賞を受賞した『jam』(18)などがある。
Story
平凡な日々を送る濱田清澄はある日、学年一の嫌われ者と呼ばれる孤独な少女・蔵本玻璃に出会う。
玻璃は救いの手を差し伸べてくれる清澄に徐々に心を開くようになるが、彼女には誰にも言えない秘密があった…。その秘密に気づき始めた清澄に<恐るべき危険>が迫り、友人の田丸や尾崎姉妹も心配する中、物語は予測できない衝撃の展開を見せていく。
この物語は、ラブストーリーなのか、サスペンスなのか…。ラストは世代を超えた壮大な愛に包まれる。
主要キャスト
→中川大志さん
1998年生まれ、東京都出身。テレビドラマ「家政婦のミタ」(11)で一躍注目を浴びる。2022年1月スタートのNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも出演する。
→石井杏奈さん
1998年生まれ、東京都出身。『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』(15/監督:成島出)と『ガールズ・ステップ』(15/監督:川村泰祐)の2作でブルーリボン賞新人賞を受賞。
→井乃脇海さん
1995年生まれ、神奈川県出身。『トウキョウソナタ』(08/監督:黒沢清)でキネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、高崎映画祭最優秀新人男優賞を受賞。自身が脚本・監督・出演をした短編映画『言葉のいらない愛』(15)がカンヌ国際映画祭のマルシェに正式出品。
2002年生まれ、大阪府出身。5月スタートのNHK 連続テレビ小説「おかえりモネ」のヒロインを務める。主な映画出演作に、『3月のライオン 前編/後編』(17/監督:大友啓史)、『ちはやふる-結び-』(18/監督:小泉徳宏)など。
1996年生まれ、福島県出身。2009年にモデルデビュー。13年からゼクシィ6代目CMガールを務め、14年からはファッション雑誌「Ray」の専属モデルとなり、映画やテレビドラマにも多数出演。
1997年生まれ、東京都出身。ダンスロックバンド「DISH//」のメンバー。俳優としては、『君の膵臓をたべたい』(17/監督:月川翔)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
1978年生まれ、神奈川県出身。95年にドラマ「愛していると言ってくれ」で主人公の妹役を演じてデビュー。最近ではバラエティ番組でレギュラーを務めるなど幅広く活躍している。
1948年生まれ、青森県出身。美術教師から演劇の世界へと転身し、『愛しのアイリーン』(18/監督:田恵輔)にて第92回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞を受賞。女優・演出家として映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍している。
1967年生まれ、長崎県出身。映画『時をかける少女』(83/監督:大林宣彦)でスクリーンデビュー。女優として活躍を続ける一方、歌手としてもデビュー当時からコンスタントに作品を発表。
1964年生まれ、兵庫県出身。舞台・テレビ・映画と幅広く活躍。『ALWAYS 三丁目の夕日』(05/監督:山崎貴)で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞に輝き、以降も高い評価を得続けている。
まとめ
(`・ω・´)!