【小説 寄生リピート 清水カルマ】感想・あらすじ・レビュー

 

『愛って怖い…(ΦдΦ)』

 

どうも、たくとです!

 

【小説・寄生リピート】

 

第4回本のサナギ賞《大賞作》

 

禁じられた遊びで知られる

 

清水カルマさんの2作目となる、

 

【寄生リピート】

 

今回はこのレビュー記事を書いていきます。

 

たくと
帯に書いてある。
『死んでも、殺しても逃げられない。』の一文がもう恐い(=゚ω゚)

 

※本記事では小説で最大限楽しめる様に、極力ネタバレをせずにレビューしていきますのでご理解ください。

 

本記事の内容
  • 寄生リピート
  • あらすじ
  • その想いは愛か?それとも執着か?
  • 感想

 

この様な人が書いています
  • 29歳餃子屋店長
  • 愛する奥さんと、
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    【寄生リピート】
    【著 清水カルマ】

    寄生リピート

    【著】 清水カルマ

    【出版】幻冬舎文庫

     

    清水カルマ

     

    【出身地】奈良県
    作家・フリライターとして活動。

     

    2018年、第4回本のサナギ賞大賞を受賞。

    受賞作【リジェネレイション 闇に蠢くもの】を、【禁じられた遊び】に改題してデビュー。

     

    2021年2月には新作の『カケラ女』がディスカヴァー文庫より出版されている。

     

    あらすじ

     

    中学二年生の白石颯太は、スナックを営む母と二人暮らし。嫌な目にあった時、いつも右手が疼いていた。ある晩、馴染みの客を家に連れ込む母を目撃して、強烈な嫉妬を覚える。数日後、その客が溺死体で見つかった。さらに、死んだと聞かされていた父の生存が発覚するが、実父は颯太を化け物でも見るように拒絶して……。戦慄のホラーミステリー。
    引用;2020年 幻冬舎文庫 清水カルマ 寄生リピート 背表紙より

     

    その想いは愛か?それとも執着か?

     

    主人公は白石颯太(しらいし そうた)中学2年生。
    以下「颯太」とする。

     

    颯太は暗闇が怖く、真っ暗闇の中では眠れない。

     

    最近になって悪夢で悩まされる日が増えていた。

     

    しかし、

    その内容を思い出すことはできない。

     

    とある日も悪夢にうなされて早朝に起きてしまう。

     

    悪夢によって不快な状態となったTシャツを着替え、水を1口飲み、自室に戻ろうとした時、

     

    スナックを営む母親の悠紀子(ゆきこ)の部屋から妙な声が聞こえ、「早く自分の部屋に戻ろう!」と思う一方で、なにかに引き寄せられたように悠紀子の部屋へ向かってしまう。

     

    悠紀子とスナックの客の情事を見てしまい、

     

    颯太は猛烈な怒りが込み上げていた。

     

    しかし、

    今の自分にはどうすることもできないと、強く拳を握り締めたその時、不意に右の手のひらに熱を感じた

     

    右の手のひらには物心付いたときから古い火傷の痕があり、このとき初めてその火傷の痕が疼くような経験をするのであった。

     

    悠紀子と目が合い、

    「何見てるの!?この疫病神ッ」となじられ、枕元に置いてあったペットボトルを投げ付けられる颯太。

     

    自室に戻り、思考を整理する。

     

    お酒を飲むお母さんは好きじゃない

    だけど、

    自分を育てるために為に仕方なくしているんだから責めることはできない。

     

    父親がいればあんな仕事をしなくて済む。

     

    父親がもし生きていたら…

     

    しかし、

     

    この嫌な気持ちは本当に父親が原因なのか?

     

    仮に父親が悠紀子を抱いていても同じように嫉妬してしまうのではないだろうか?

     

    颯太は悠紀子を誰にも触らせたくないのであった…。

     

    感想

      
    登場人物の視点が切り替わりながら物語が進展していきます。
     
    颯太が母親の悠紀子を強く想う一方で、悠紀子からは快く思われていません。
      
    颯太と悠紀子の関係性や、
    死んだとされていた父親との再会によって、颯太自身にも徐々に変化が見られます。
     
    今作の帯には、
    死んでも、殺しても逃げられない。」や
    絶望に終わりはない。恐怖が渦巻くホラーミステリー。」といった如何にも恐そうなキャッチフレーズが付けられています。
     
    この恐怖は禁じられた遊び【カケラ女】の恐怖とは違った、精神的な恐怖があります。
     
    その精神的な恐怖が後半になるにつれ加速していき、
    読んでいると背筋がヒヤヒヤするような恐怖を味わえます。
     
    背筋が凍る、冷ややかな恐怖を味わいたい方にお勧めの1冊です。
     

     

    まとめ

    その恐怖はリピートする
     
    是非小説で楽しんでください(=゚ω゚)ノ
     
    最後まで読んで頂きありがとうございました
    (`・ω・´)!
     
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